【クラウドソーシング】お小遣い稼ぎで始めた在宅ワーク
結論から言って、当時の在宅ワーカーとしてのお仕事は、労力と時間ばかりを浪費して、心身ともに消耗するだけで、続きませんでしたし、稼げませんでした!
私が在宅ワーカーとして、ライティング業務をしようと思ったきっかけは、うつで自宅療養を余儀なくされたことです。
勤めていた職場があまりにも激務で、20連勤1休み30連勤、のような生活が当たり前になっていました。
うつや自律神経失調症、パニック障害を発症。
心療内科に通うようになり、医師からは仕事を辞めて自宅療養をすることを勧められました。
自分でも仕事に限界を感じていたので、医師の勧めに従い退職届を提出、2ヶ月後に退職しました。
しかし、いきなり無収入というのは生活的に厳しかったです。
なので、在宅で仕事ができる、クラウドソーシングに挑戦してみようと思いました。
在宅であれば、自分のペースでお仕事ができて、お小遣い程度の稼ぎになるかな、と思ったのも在宅ワークを始めた理由です。
もともと大学のレポートや学校の読書感想文、調べ物学習などは得意でした。
そのような、ジャンルのライティングのお仕事をしようと思って、お仕事に応募していきました。
【ライティング】安すぎる案件を受注したばかりに起きた月4000円の悲劇!
そこで私がしてしまった大きなが勘違いあります。
それは、「予算が高い=仕事の単価が高い」ではない、ということでした。
大規模なプロジェクトであれば、当然予算は高くなりますが、かといって、ここのライターに割り振られる仕事の量や質、単価が高いとは限らないのです。
それをよく理解していなかった私は、単価がめちゃくちゃに低い、リライトの仕事を受注してしまいました。
内容としては、1週間で1200文字×200本のリライトを1000円で行う、というものでした。
これは、週7日フル稼動してギリギリ終わる量でした。
そ、それが1000円って…!
本来なら、内容のことはある程度割り切って、文章を直していくだけのお仕事だったのですが、調べ物のクセがついてしまっていた私は、内容について深く足を突っ込んでしまいました。
そうしたら、科学的根拠がないことをあると言っていたり、研究結果と真逆のことを書いていたり、次から次から内容に関するボロが出てきてしまったのです。
いちど発見してしまったボロを、見て見ないふりができるほど、割り切って仕事ができなかったんです。
200本×4週の仕事を、ほぼ1から調べなおして、校正するような状態になってしまいました。
その結果、1ヶ月で約100万字という文字数を4000円という安価で書き上げた私は、完全に燃え尽きてしまいました。
ついでに、うつや自律神経失調症の悪化に加え、腱鞘炎、指の関節の炎症も発症し、キーボードが打てない状態になってしまったのです。
在宅ワークを継続して稼げなかった理由
今考えればすぐに断ればよかったのですが、当時はとにかく目の前の仕事を終わらせなければ、という社畜根性だけでやっていたように思います。
お仕事をようやく断ったのも、夫に「働き方がおかしいよ」と指摘されてからのことでした。
その後しばらくの療養を挟んで、今度はオリジナルの文章を書く仕事を受注しようと心に決めて、在宅ライティングのお仕事を探し始めました。
幸い英語が得意だったので、英語で書かれた指定のウェブページを、日本語に翻訳するというお仕事を受注しました。
これは比較的高単価で、自分のやりたいことやペースなどの条件とも合致して、楽しんで行うことができました。
嬉しいことに、クライアントさんとの相性もよく、私のお仕事の内容に満足していただけていました。
しかし、そこはクラウドソーシングの悲しいサガといいますか、案件そのものが記事数が限定された案件だったため、最後の記事の納品とともに、契約はあえなく終了を迎えてしまいました。
そこからはなかなか条件が合うお仕事が見つからず・・・。
翻訳の仕事を細々と続けるも、いずれも単価が低かったり、無茶振りが多かったりと、条件の合意がなかなか取れないことが多かったです。
結局、在宅ワークを断念し、就職せざるを得なくなってしまったのです。
【クラウドソーシング】無理せず継続して書き続けることが大切
今は3度目の正直と、タスク案件を中心に作業しながら、条件の合う、なによりもクライアントさんとの相性を大事にしながら、案件を探して、ポツポツとお仕事の受注が増えてきたところです。
そこで私が気をつけていることは、実績を増やそうと、焦って自分を安売りしないことです。
興味が持てない仕事は続かないので、興味が持てる仕事に絞って応募することが大切です。
応募しても、やりとりのなかで、クライアントさんとの関係がうまく築けなさそうだと判断した時は、応募を辞退することの3つです。
過去の失敗があったからこそ、そうした条件を設けることの、大切さに気づくことができました。
そのおかげで、ポツポツと入ってくるお仕事はいずれも、情熱と愛情をもって取り組めるお仕事ばかりです。
タスク案件を中心に作業しているのは、モチベーションを保ち続けるためです。
ライティングのお仕事はただ書くことではなく、書き続けることが大事です。
一日に最低でも、ひとつはなんらかの「書き仕事」をするように心がけることで、今のところ気持ちを切らすことなく、焦ることなくお仕事ができていると思います。
在宅のお仕事は、すぐに稼げるようになるものではありません。
石の上にも三年、と腹を据えて取り組んでいこうと思っています。