【副業】稼げると話題のユーチューバー
私が副業として、ユーチューブを始めたキッカケは、当時はユーチューバーが注目されている時期で、更にユーチューバーは稼げるということを、テレビ番組で見たからです。
ただ動画を撮影して投稿するだけで、年収数百万円から数千万円の副業になるのが、ユーチューバーの世界です。
こんなに美味しい話は無いと思って、ユーチューブデビューをしました。
動画撮影の経験も、編集経験も全く無い状態からのスタートでした。
最初の意気込みは「俺こそがユーチューバーだ!」という感じでしたね。
ユーチューバーへの道は決して簡単ではない
ユーチューブデビューにあたって、私が最初に行ったのは、スマートフォンを使って動画撮影をして、スマートフォンで動画編集をしてアップロードすることです。
やはり身近にあるスマートフォンを使って、撮影からアップロードまで出来れば、これに越したことがありません。
動画のネタは、何も思いつかなかったので、近所の神社や観光スポットへ出かけて、動画撮影を行いました。
スマートフォン版の「PowerDirector」というアプリを使って編集して、そのままユーチューブへアップロードしていました。
ですが、ユーチューブはそんなに甘くはありませんでした。
私がアップロードした動画は、全く再生されず、再生数は本当に一桁のものばかりです。
夢に描いていたユーチューバーへの道は、最初の段階でへし折られた感じです。
ユーチューバーの『天国』と『地獄』の現実
その後も、適当に撮影した動画を沢山アップロードしたのですが、どれも不発でした。
動画撮影と編集にかけた時間だけが、無駄になっていきました。
華やかなユーチューバーは、天国にいるみたいに感じられますが、底辺ユーチューバーは地獄です。
せっかく作った動画も再生されなければ、チャンネル登録者数増加にも繋がりません。
私の場合は、動画撮影に3時間、動画編集に6時間を掛けて丸一日分を費やしていました。
徒労を合計すれば、100時間をゆうに超えています。
私のように、ユーチューバーを夢見る方は多いはずです。
しかし、ユーチューブの地獄にハマると、無残な結果が残りますので注意して下さい。
ユーチューブ動画の方向性を変えてさらにチャレンジも不発
最初の一年は、スマートフォンで動画撮影と編集をして、無残な結果になったため、次の年は方向性を変えて、流行りのASMRと舵をとりました。
ASMRは音フェチとも言われ、これもまた簡単に動画を作れます。
新しくチャンネルを作り直し、ASMRを始めた所、以前のチャンネルより受けがよく、少しだけ動画の再生数が伸びました。
ただ、YouTubeで収益化するためには、チャンネル登録者数が1000人を超えなければならず、このチャンネルもまた失敗に終わります。
ASMRは簡単に作れるということもあって、競合が多く、他の人気ASMRクリエイターに負けました。
最終的なチャンネル登録者数は20人くらいで、やはり私はユーチューブの地獄に突き落とされたのです。
マスメディアでは、ユーチューバーを取り上げて、ユーチューブは人気の副業という感じに煽り立てますが、実際にやってみると、本当にユーチューブは難しいと感じます。
ユーチューブ動画には初期投資が必要
また、ASMRなど新しいジャンルに方向性を変える場合は、そこでまた初期投資が必要になります。
私はASMRを作る時に、コンデンサーマイクを数千円出して購入しました。
なので、ユーチューブで失敗すると、動画撮影と編集に時間がかかるだけでなく、お金もどんどん無駄になっていきます。
ユーチューブという副業をされる方は、場合によっては、初期投資も必要になるので、覚悟しておいたほうが良いでしょう。
ユーチューブ副業はかなり難しいのに続ける理由とは?
最後に、現在の状況ですが、最初の失敗とASMR動画での失敗を踏まえて、更に新しくチャンネルを作り、ユーチューブ副業を続けています。
パソコンも新しく買って、パソコン用の動画編集ソフトを買い、アニメーションを付け加えられるように3DCGも始めて、全力で動画撮影をしている感じです。
以前の教訓を踏まえて、新しく動画投稿をしていますが、それでもチャンネル登録者数は現在36人で、収益化も出来ていません。
ユーチューブ副業は、本当に辛いです。
ちなみに、これだけ失敗続きで、時間もお金も犠牲にしているのに、なぜ未だにユーチューブを続けているのかという事ですが、それは「面白い」からです。
ユーチューブは、確かに失敗すると、時間もお金も失って地獄を味わいます。
しかし、動画作成や編集は非常に楽しく、視聴者からコメントを貰えると、それが励みになってモチベーションに繋がります。
当初は『お金を稼ぎたい』という一心で、ユーチューブ副業をはじめました。
現在は、お金はどうでもよく、ただ単にチャンネル登録者数を増やして、多くの人に動画を見てもらいたいというのが、本心になっています。
ユーチューブは天国と地獄ですが、動画作成は本当に楽しいので、動画作成に興味がある方は、趣味として始めてみるのもお勧めです。
そうして「いつか自分の動画がブレイクすることを待つ」みたいな感じが、ユーチューブ副業をするには、丁度よい心構えのような気がしています。