電車の乗降客数調査という副業
私は土日で出来る副業を何かやりたいと思っていました。
その時にちょうどタイミング良く、以前登録していた派遣会社から、電車内の乗降者数を調べる単発の仕事の依頼がありました。
私は普段、電車はあまり利用しませんし、電車に乗るというのは旅行の時くらいです。
この仕事は始発から終点まで乗り、また折り返しの電車に乗って帰ってくるので、かなり長い時間電車に乗ります。
なので、仕事でなければある意味、ローカル線でちょっとした鉄旅を楽しむことができるでしょう。
しかし、実際は主要駅などではかなりの利用者がいて、その数をカウントするのがとても大変でした。
2人1組、もしくは3人1組で一つの電車に乗り込みますが、数車両あるので、分担して作業を行いました。
各駅で降りる人と乗る人の人数を数え、走行中は電車に乗っている人の人数を数えて行きました。
【電車の乗降客数調査】趣味のようなアルバイト
私は夕方の電車に乗り、夜間に終着駅に到着する電車に乗りました。
土日の仕事だったのですが、私は翌週の仕事のことも考えて、土曜日だけこの副業を行うことにしました。
中には、土日をフルで行う人もいました。
往路は夕方に始発だったこともあり、かなり混み合いましたが、主要駅を抜けると徐々に利用客が減っていきました。
土曜日ということもあり、乗客の中には長距離を数本の電車で乗り継いで、鉄旅を楽しんでいる人もいました。
私たちはスタッフジャンパーを着ていたこともあり、鉄道についていろいろと聞いてきたり、自分の鉄旅の話をしてくる人もいました。
いろいろな人が列車に乗っているものだと改めて思いました。
中にはいかにも鉄ヲタという人たちもいて、混雑している時は大変でしたが、楽しみながら仕事ができました。
鉄旅を味わえるアルバイト
私は以前、別路線を通勤で使っていたことがありました。
その時には列車はただの移動手段としか考えていなかったですし、長距離だったこともあり、行きも帰りも電車の中ではほとんど寝ていました。
なので、列車内で何かを楽しむという余裕もほとんどなかったように思います。
通勤や通学で列車を利用している人はほとんどそうかもしれません。
列車を使う目的が変わると、いろいろな見方ができるものだと改めて思いました。
往路は終点に着いてからは1時間程度の空き時間があったので、そこで夕食を摂りました。
復路は終電だったこともあり、乗客数はかなり少なくなっていました。
そのため、走行中は座ることもでき、少しだけ鉄旅の気分を味わうことができました。
時間的にも終点までそれほど乗客の動きはないと思いました。
また、後は終着駅に着けば、この仕事が終わると思い、少し気持ちが楽になりました。
仕事中なので、完全にリラックスすることはできませんし、周りの目もあるので、分からない程度に鉄旅を楽しむことにしました。
【電車の乗降客数調査】特殊な仕事なので中々お見えにかかれない
私は今までさまざまな単発の副業をやってきました。
しかし、この仕事は中でも特殊な仕事だと思いました。
数をカウントしていくという仕事は他にもありますが、実際に電車に乗って仕事をするというのがとても新鮮な感じがしました。
この副業は不定期に行われているようで、タイミングと縁がなければできない仕事だと思いました。
なので、私はちょうど週末の単発の副業を探していた時に、タイミング良く、この仕事ができたのだと思います。
私のように副業でこの仕事に参加している人がほとんどでしたが、他には子育て中のお母さんが週末だけ単発の仕事をしているという人もいました。
こういった単発の副業はいろいろな人がやっているようで、普段の本業では知りあえない人と話ができるのも良かったです
私は電車に乗ることはあっても、始発から終点まで乗ることはほとんどありません。
その為、こういう機会でもないと、なかなかこのような体験はできなかったので、この仕事を通じで楽しい体験ができて本当に良かったと思いました。
電車や鉄道好きの方にお勧めの副業
私はこの副業をやってからは、列車に対する気持ちが変わったように思います。
以前よりも意識して列車に乗るようになりましたし、短い距離でも車窓を楽しむようになりました。
空いている車両であれば、この仕事はかなり楽だと思います。
しかし、実際は混んでいる時間帯や路線だと、乗客の迷惑にならないように仕事をしなければいけないので、気を使うことも多く、大変だと思うこともありました。
中には奇異な感じで見てくる学生もいました。
なので、やはりどんな時でも仕事に徹するようにし、なるべく周りの状況に影響されないように気をつけるようにしました
他の車両を担当した人の話では、最初から最後まで混雑が続き、かなり大変だったようです。
その状況を思えば、私が担当した車両は最初はかなり混雑していましたが、後半は乗客数が少なくなっていったので、ある意味、ラッキーだったのかもしれません。
時給は千円ちょっとでしたが、私は楽しみながらこの仕事ができたので、十分な収入だと思いました。
仕事の大変さと収入が必ずしも比例していないところが、単発の副業の運だと思っています。
副業とは言っても仕事なので、できるだけ充実した時間を過ごせるようなものを選んでいきたいものです。